肩が凝りすぎて気持ち悪い
こんにちは、横浜 南区で出張・訪問整体をしています、エウレカ訪問整体の吉崎です。
出張整体を体験された方のお話を上げています。あなたに似たケースがあるかもしれませんよ。
港南区にお住いのNさん(女性・40代・パート)は昔から「自覚のない肩こり」だったそうです。ご本人は肩こりだとは一度も思ったことが無く気にしたことはないのですが、美容院で、または家族の方がたまに揉んでくれることがあると
「なんでこんなに硬くて平気なの?」
と言われる硬さです。でも本人は気にならない。揉んでもらうと気持ち良いとは思うけどそれだけだったんです、とのこと。
ところが、四年ほど前に枕を買い替え、新しい枕を使い始めたら、
Nさん「肩こりっていうか、首の後ろがもう気持ち悪いんです。痛いとかではないんだけどつらくて整形外科に行きました」
レントゲンを撮った結果、ややストレートネックだと言われたNさん。新しい枕があわないのだろうということで、それからは枕の使用をやめてバスタオルを何回かたたんだのを枕代わりにしているそうです。
そしてそれ以降、なぜか肩こりが分かるようになってしまったそうです。
今は肩こりがひどくなると首から気持ち悪い感じなり、吐き気がでそうになることも。そうなると家族に揉んでもらったり、行きつけの美容院でお願いして揉んでもらったりして凌いでいました。
今回エウレカにご連絡いただいたのは、一度ちゃんとプロにほぐしてみてもらおうと思ったからだそうで、ご家族からもう自分たちの手に負えないと言われてしまったのがきっかけとのこと。
たしかに、細身のNさんの頸から肩にかけてのラインはちょっとないくらいの硬さでした。
なにしろ肩甲骨周りに指が入らないのです。肩の動きには問題はなく、身体の側面も伸びます。でも肩はカチコチです。頸椎の湾曲が足りない分を他が補おうとした結果のことなのでしょうが、これ本当にNさんご自身は自覚がないのかしら? と私も一瞬思いました。
血圧はとくに高くも低くもない。身体が硬い、肩の可動域が狭いということもない。でも頸肩はおそろしく硬い。そして以前はともかく、今のNさんは肩こりが分かるようになってしまったのです。なんとかしなくては。
ストレートネック気味のNさんの背中から腰も、やはり湾曲が少ないようですが問題視するほどではないと思いました。
まずは身体の側面、前鋸筋を緩め、鎖骨下の小胸筋も触ります。前鋸筋と菱形筋を意識して緩めます。
そして可動域は問題ないけど指がはいらない肩甲骨を動かしつつ、なんとか指を入れて肋骨からはがすようにします。そうすると背中の筋肉が緩んで、首肩の筋も緩みやすくなります。
ここで一度起き上がってもらい、胡坐をかいた状態で頭の後ろに手を組み、脊柱に動きをつける体操を少しやります。
その後、再び横になってもらい少し緩んだところを丁寧に頭部、首、肩と触っていきます。
押圧よりも筋膜を動かすのを意識して触ります。表面は当初よりも柔らかさが戻ってきました。ここで再び起き上がって再度の脊柱を動かす体操。今度は念入りにやります。動きかたのコツをNさんに覚えてもらい、頸椎に動きをつけて終了しました。
Nさん「だいぶ肩が軽いです。あと肩が温かくなりましたよ」
Nさんは施術中にこんなに体操がはいると思わなかったようでちょっと驚かれていましたが、
私「首を含めた脊柱全体に動きがつけば、固まって肩こりになるのを防げるようになりますよ。予防のための体操ですから、しっかり覚えてもらいたいんです」
という説明に納得してくれました。
その後、次の週に再度ご予約いただき、その際に前回からその後どうだったかをお訊ねすると、
Nさん「軽くはなったけど、やっぱりまだ肩こりから頸の気持ち悪い感じがでる流れがあるので、しばらく続けたほうが良いと思ったので」とのこと。
その後週一ペースを7回ほど、それから三週に一度ペースになりました。
今では首の気持ち悪さはよほどでないとでないようになったそうです。初回で教えた体操を家でつづけてくださっているのも大きいと思います。
枕を変えたのがきっかけというのが面白いですが、枕、大事です。バスタオルをたたんだ枕は高さを自分の頸に合うように調節できるのでおすすめです。
お読みいただきありがとうございます。