抱っこ続きで腕が疲れる 

こんにちは、横浜 南区で出張・訪問整体をしています、エウレカ訪問整体の吉崎です。

出張整体を体験された方のお話をあげています。あなたに似たケースがあるかもしれませんよ。

 

南区のAさん(50代女性・保育士)は長らく保育士をされています。今年度は0歳児の担当になり、抱っこしている時間が大幅に増えたことで腕がつらくなり、ご予約くださいました。

保育園では3歳までの子を預かるそうで、毎年年度が替わるごとに「今年は0才」「今年は3才」と担当する子供の年齢が変わるそうですが、Aさんは0歳児の担当になったと同時に管理職的なお仕事もすることになり、

・赤ちゃんを抱っこしてお世話する

・日誌などの大量の書類仕事(書き物の量が増える)

となりました。

お昼寝の時間などにまとめて日誌や書類を書く仕事をしていると、ボールペンを持つ右腕が上手く使えなくなり、字を書くのが大変とのこと。実際に右腕の内側に触ると感触がごりごりしていて、手のひらも拇指の付け根がだいぶ硬くなっていました。

腕がこうなら肩も大変だろうとお訊きすると、それはもう長年のことで慣れっこになっちゃった、と言われました。

私は他にも保母さんのお仕事をされている方を施術しているんですが、0歳児担当になると走り回ったりすることはないけどひたすら抱っこが続き、腕が大変だというのを聞いたことがあり、ああやっぱりそうなのかと思いました。

Aさん「毎年、0歳の中に一人か二人は抱きっぱなしにしてないと大変な子がいるものなんです。ひきつけを起こすとかね、目を離せない子が」

そうなると文字通りずっと傍につくようになり、抱っこしつづけることになるそうで・・・。

そこへさらに毎日の書類仕事も加わるとなると、頭がさがります。

腰痛はとくに感じない、全体にいつも疲れてはいるけど今はとにかく腕がつらいとのことなので、まずはうつ伏せで背中頸を緩め、肩甲骨に動きをつけるなどしてから側臥位に。

バンザイしてもらい、身体の側面、脇を伸ばします。そしてこれまた固まっている鎖骨下を四指で擦り、押圧。腕はしびれ感がたまにでることがあるそうなので、頸からの神経が通るところも緩んでもらわないといけません。

そして仰向けになったところで手のひら。右と左で拇指の付け根周りの硬さが全然違います。

右は奥に芯ができています。それをゆっくり伸ばし、押圧し、小指側からもアプローチします。そして腕の内側は、触った時のごつごつした感触が表面からなくなるまで両掌を使って押圧。固まった筋膜が動くイメージで上下に動かしながら、もとの柔らかさが戻ってくるように繰り返しました。一回で戻るものではないのは明白なので、その旨Aさんには説明をし、まずは明日からの仕事で筆記で困らないぐらいというのを念頭に置きました。

Aさん「もともとの凝りとかもあるから、蓄積してるんですよね」

私「そうですね、赤ちゃんの抱っこ続きはそのダメ押しみたいな感じになったんだと思います」

肘の内側小指側のこり、肘の内側すぐ上の表面の筋肉の奥の上腕筋、バンザイしてもらって肩甲骨へとついている三頭筋など、念入りにほぐしていきました。

最後は後頭部から頭部、目の周りをして、操体法をいくつか入れて身体が伸びると気持ち良いのを感じてもらい、Aさんがうとうとしてきたところで終了。

施術後のAさんは右腕の内側を自分で掴み、「あ、柔らかくなってるわ」と笑ってくれました。

私「やわらかい今のうちに、内側を伸ばすこういうストレッチをしてください。夜、入浴後の身体が温まっているときにやって、翌日に凝りや肩さを少しでも持ち越さないようにするといいですよ」

腕のストレッチを説明して、しばらくは整体も定期的に続けたほうがよいとお話し、次週のご予約をいただきました。

 

Aさんは今は2,3週に一度の割合でご予約をいただきます。そのくらいで受けているとまあ大丈夫、ということです。

腕のシビレ感は消えて、書き物も相変わらず多いですがペンが握るのが困難とはなりません。抱っこをしていても腕に余裕があると気が楽だとのこと。

Aさんのような保育士さん、きっと世間にたくさんおられるでしょう。エウレカ訪問整体は頑張る保育士さんを応援します。

 

お読みいただきありがとうございます。