お孫さんからのお電話 夏の暑さには要注意

こんにちは、横浜 南区で出張・訪問整体をしています、エウレカ訪問整体の吉崎です。

夏のような日差しと暑さになりましたが、それで思い出したケースです。まだ本番には早いけど、家の中でも夏バテにはご注意を。

西区にお住いのSさんのお孫さんが

「80代のおばあちゃんなんですが整体をうけても大丈夫ですか?」

とお問い合わせくださったのは、8月頭頃、天気予報で毎日のように熱中症に注意を呼びかけ、熱射病で倒れた人のニュースがでていた時期でした。

ずっとお宅の中で過ごされていたおばあちゃんですが、この暑さで体調がダウンしてしまい臥せっている。でもそれで身体が凝ってしまったというので、うちで身体をほぐしてもらえたらと思ってとのことでした。

「自宅ではもちろん、エアコンもつけてたし水分も摂るようにしてたんですけど、思ってた以上に暑かったみたいです」とのことで、日本の夏おそるべしと思った私でした。

お宅に訪問してみると、お孫さんからあらかじめお話を聞いていたSさんがベッドの上で待っていてくれました。

Sさんは意識はしっかりしていて、口調もしっかり、でも動くとすぐ疲れてしまうのでずっと横になっているとのことでした。でもそれはそれで背中や腰が疲れてきちゃってね、あと足がむくむのが気になるの、ということで、うつ伏せはつらいそうなので側臥位で足からリンパを流していくことに。

寝ているとふくらはぎの筋肉を使わないので、足まで行った体液が体感に戻ってきにくいのでしょう。寝ている状態は楽なはずなのに、それが長時間だとそれはそれで弊害があるんですね。

ふくらはぎの筋肉は第二の心臓とも言われます。いったん足まで降りてきた体液をまた上に向かって循環させるポンプの役割をするからです。そしてポンプの動きをきちんとするには、「足首をちゃんと使って歩く」ことがとても大事です。

足首を動かしながら膝裏を痛くないように気をつけつつ四指で揉捏、上に流していきます。腰のためにも膝裏は柔らかくしたいので念入りに。腰と背中も側臥位なので半分ずつ、そして反対側を下にしてまた足から順に同じように。

最後に頸をほぐして、耳の下のリンパも流しました。

術後、足首周りが施術前と後ではっきり違うのがわかりました。くるぶしの上の太さが違います。

私「Sさん、だいぶ長く横になっていらしたんですか」

Sさん「そうね、もう昨日の朝から起きるのがだるくてね」

それなら無理もないなと思いました。施術後は足の気持ち悪い感じがなくなったと喜んでくださり、明日もお願いと言われました。そうして翌日も同じように、今度は背中や腰のほうを時間多めに施術しました。

Sさんにはその翌月にも呼んでいただいたのですが、その時にはすっかり元気ないつものSさんで、普通に立ってスタスタと廊下を歩いていて、

「ああ、先月の夏バテはほんとに大変だったんだな」

と改めて思ったものでした。

Sさんは見守っているご家族がいて、身体の変調にもすぐ対応できますが、一人暮らしのご老人の場合はご本人の自覚がないと大変なことになります。自分の親もいい歳なので、なおさら身に染みたというか、夏には暑さに気をつけようと思ったのでした。

 

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